「製造元気・マツバラ元気プロジェクト」

「製造元気・マツバラ元気プロジェクト」

4月27日(木)

 今日は酒井先生をお招きしての製造元気・マツバラ元気プロジェクトの日でした。午前中のマツバラ元気プロジェクトでは今朝の新聞各社の1面、人口減少の統計を受けての話題が出ていました。僅か15年後には岐阜県の働き手は約30万人減少する。その中で鋳造業である当社は人材の確保が出来るであろうか。先ずは、現状確保出来る人材の中でどのような生産体制を組むことが最も良いパフォーマンスは得られるか。その上で入社いただけた社員さたちが如何にスムーズに戦力となり、「やりがい」を持っていただき、離職などなく定着をしていただけるかといった話へと進んでいきました。既に出来ている職能要件書を現代風にDX化していくことも進めていく。それぞれの職場の長として確固たる考え方を持って「それぞれの人が大切なのだ」ということを理解してもらう仕組み、その中で一人ひとりが、役立ち感が持てる仕組み造りを検討してくれました。

 私からは、新しい人を迎えたら、先ずは経営方針書の確認から進めていただくことをお願いしました。先ずは人を大切にするという経営理念から始まり、マツバラが目指すべき方向が明確に示されています。その上で「何をするかよりも、何故するのか」を明確にすること。そしてどこに向かって進んでいるのかを明確にする。例えば、岐阜から出発をして目的地が東京であることを明確にしておけば、名古屋から新幹線に乗り仮に大阪方面に乗り間違えても、途中の京都では引き返せる。しかし、目標が明確でなければ反対方向に進んでいても引き返せない。目標を明確にした行動を常にすること。その上で、成長の振り返りが出来る機会を定期的に設けること、成長がレビューでき、その成長を常に承認できる組織になる事を提案しました。

 午後からは、マツバラ元気プロジェクトとなりました。先ずは今月キックオフしたあいさつ運動の振り返りをしました。私の自己採点では100点満点の評価としています。明らかに会社は変わり始めています。今朝、本社での仕事があり20分ほど遅れて関工場に出社しました。私は、昨日の生産実績なども確認したかったので、掲示板を見に行くことに集中して周りが見えていませんでしたが、掲示板周辺の皆さんに「おはようございます」大きな声であいさつをされて我に返りました。講師の酒井先生は昼食時に食堂に向かって一人で会社の中を歩かれていたようですが、横断歩道の女性スタッフが振り返って「こんにちは」とあいさつしてくれたそうです。また、フォークリフトを運転していたスタッフが同じく大きな声であいさつをしてくれたそうです。プロジェクトメンバーがアンケートを食堂に掲示してくれました。QRコードを使用したアンケート方法ですが、限られた時間の中で多くの人が回答を寄せてくれました。その数は全社員の約3割の回答で、統計的には十分な回答数だと判断できます。その中では、出勤時には100%の皆さんがあいさつをしていると回答、お客様に対しても約90%の皆さんがあいさつをしっかりしていると回答してくれています。このようなことからも明らかにキックオフとしては最高です。そして継続していくことが大切です。そのためにも更なるカンフル剤が必要です。今日皆で考えたのでどんどん進めていきます。

 休憩をはさんでDVDを鑑賞しました。その上でのディスカッションテーマは「新人が支所の不安を克服して、誰もが同じようにマツバラの一員として仕事が出来るようになるために何が大切か」というものでした。その上で冒頭に一番若いスタッフが「マツバラは人を大切にする会社なので、不安そうにしている人には必ず声をかけて、置いていかない」と答えてくれました。答えは100点です、この気持ちさえあれば絶対に大丈夫です。そして「過去の先輩たちが造り上げてくれたマニュアルがあります。新人さんたちが役立ち感を持つのには多くの時間は要しないようにマツバラはなっている。」こんな発言にも嬉しくなりました。「会社の進むべき方向を明確に示した上で、部門の役割をしっかりと話し、その中での個人の目標をしっかりと持ってもらい、出来たら笑顔で一緒に喜ぶことで役立ち感を持ってもらう」とまとめた武山君も感動しました。

 マツバラ元気プロジェクトも同じメンバーで2年目に突入しましたが急成長です。感動と驚きですね。

 今年は絶対に会社が大きく成長する年になりそうです。今日もとってもハッピーでした。今日も「ありがとう」

社長 松原 史尚

社長ブログカテゴリの最新記事