「造型機撤去」

「造型機撤去」

5月2日(火)

 ゴールデンウィークの工事も本日から本格化しました。今日から写真にあります、造型機の撤去作業が始まりました。この造型機、私が小学生の頃に購入をしました。既に、その時点で10年以上使用した中古を購入しており、私の年齢を超えるほど日本の製造業を支え働いてくれました。実質的には2年ほど前から使用を停止してきたのですが、この度完全撤去に踏み切りました。

 「造型機はトラブルが起きて当然、それでも無駄なく効率的に鋳物を生産するようにと1台余分に造型機を持っておく、それが生産性を高めるコツだ」と親父が言っていました。それは山ほど在庫を抱えても、次々に注文がやってくる良き時代の話であって、現状では常時流れる量産品でも3~5日程度の在庫を確保するだけで、他の製品は受注生産、もしくは最低限受注の内示があってから生産をします。したがって、「とにかく造る」から「効率的に造る」に進化しています。こうした改善を進めた当初は時に5ライン全てが稼働していることもありましたが、現在では常時3ライン稼働、時々4ラインが稼働し生産計画を遵守していく仕組みが完成しています。ここに来るまでには、本当にたくさんの改善がありました。現場を主導してくれた佐々木班長や、生産計画を工夫してくれた河合係長、在庫の持ち方などを工夫してくれた大川前課長、また生産管理の女性スタッフの皆さん働きも大きかったです。

 「よく頑張った」です。本当に有難う。そして永年動き続けてくれた造型機君、本当に長い間ご苦労様でした。恐らく、この先の嫁ぎ先はなく再び溶解されて原料に戻っていくのでしょう。「お疲れ様でした」

 さて、撤去されたこの場所はどのように進化していくのでしょうか。ここも多くの皆さんが参画して計画を立ててくれているようです。また、おいおいブログでも紹介していきます。

 そしてマツバラも明日からは連休スタートです。休日出勤してくださる皆さん、ありがとうございます。そしてお休みに入られる皆さん、良いゴールデンウィークを過ごしてください。

社長 松原 史尚

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