「役員会・経営会議」

「役員会・経営会議」

5月11日(木)

 今日の会議では大きな決定事項はありませんでした。4月の経営数字を振り返り、この先の打つべき手を模索しました。

 半導体の影響を受けて全業種に渡って受注が落ち込んでいます。新規受注もコロナ禍の影響を受けて開発自体が進んでおらず目に見えて進みません。その中でも打ってきた手が実り、既存製品の落ち込みがそのまま受注総数にはなっていませんが、それでも対前年比では10%レベルの減少となっています。この先、自動車など半導体起因は徐々に解決してくると思います。また、米国大統領選挙もあり、景気は上向くと予想できますが、こうした外的要因でなく、自責として現在の課題を克服していくことが重要です。

 3月の時点で4月の受注量では赤字化することを懸念しましたが、出来る改善を拾い出し4月に完璧に実施しました。その効果もあり、賃上げは計画通り実施した上で黒字化することが出来ています。更なる改善テーマが5月にも見つかり既に進められており、本当に力ある会社になってきたと実感しています。

 5月は連休の影響を受け受注が更に10%程度落ち込むと思われますが、こうした改善を更に進めることで6月と合わせた数字が確実な収益をもたらすような改善が出来そうです。素晴らしい会議になっています。

 以前と比較して思うことは、会議の時間が非常に短くなっていること。報告の内容が簡潔で、進めた施策、目指すべき方向等報告資料も素晴らしいものになっているからです。こうした結果を受けて、次回より午後から開かれる営業会議の開会時間を30分繰り上げることにしました。本当に素晴らしい限りです。

 さてさて、良い会議だったのですが、1点だけ自信として反省することがありました。会議の途中で、工場内でトラブルがあり、製造関係の幹部が現場に駆け付けました。(そのトラブル原因なども反省することが多く、再発防止へと改善をお願いしたいのですが・・・)懸命に対処してくれて、操業停止になることなく、2時間程度の停止で無事に工場は再稼働を始めました。暑い中での作業です。先ずは、その労に感謝するべきところですが、戻ってきた製造系の幹部に他の不具合に対する叱責をしてしまいました。目の前の件と、この叱責内容は全く別物です。出来たことを褒めず、感謝せず、出来ていないことを叱ってしまった私です。猛省が必要です。その件と、この件は違う話です。ごめんなさい。この先もこうしたことは意識して、先ずは「ありがとう」そう言えるように精進していきます。

 さあ、5月の素晴らしい陽気が続きます。元気に楽しく頑張っていきましょう。今日もありがとう。

社長 松原 史尚

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