「タイに出張しています」

「タイに出張しています」

5月24日(水)

 1月に来た時から比較すると産業全体が動き始めています。「半導体がない、という話を聞かなくなった」というのがお世話になっている先輩の話です。9月にはほぼ操業が100%を超えていくということ、見積もりの引き合いが多くて対応に追われているというお話が来ています。そろそろ本格的に産業が動き始めるようです。中でも、トラック、ピックアップトラックといった産業用の自動車が動き始めているのが特徴的です。日本のモノづくりも遠からず動き始めそうです。

 午前中は日本国内でもお世話になっている主要客先様の工場に訪問させていただきました。今回の出張の主目的はここにありました。物流業界の働き方改革、モノづくりにおける「カーボンニュートラル」に向けた当社の取り組みを紹介させていただきました。そして、最も目指すべきところでお引き合いがいただけるとのことですが、そこは今しばらくブログで触れるのは避けておきますが、出張の目的は果たすことが出来ました。資料を作成してくれた営業の皆様に感謝をいたします。

 午後からは先輩の会社に訪問させていただきました。感じることは同業社さんなのに、とにかく女性のスタッフが多いこと、やはり現場をきれいにすることの重要性をしっかり感じています。忙しい職場は活気があります。マツバラも間もなく活気を取り戻します。

 しかし、何をしても高い。本当に日本が取り残されている気がします。旅行をするのも日本の国内が良いと思います。円安という表現はよく聞きますが、対米ドル比較でも20円の円安は15%レベルの値下がりなのですが、タイバーツ比較だと、コロナ前にその当時所有していた会社の仕事でタイに来た時の交換レートでは1バーツが2.5円でしたが現在では4.4円になっています。つまり、1万円交換すると以前は4千バーツ手に入ったのに現在では2290バーツしか入手できないのです。その上にインフレが進んでいます。居酒屋で普通に食事をすると3千バーツ程度必要になる事が普通にあります。先日空港でビックマックのセットが500バーツ(2200円)していました。以前は新興国と呼んだ国がしっかりと経済発展を遂げ、実質的には日本を追い抜きつつあるということなのだと実感させられます。今起きていることをしっかり見つめる必要があります。本当に考えさせられます。

 時代は移り変わりますが、このような時代の中でこうした価格が作り出せる日本のモノづくりはやはり世界最強なのだと思います。その世界最強を支える産業の礎を担っているマツバラは本当にすごいと思います。自信を持って進んでいきます。

 さあ、明日帰国の途に着きます。航空会社の突然の飛行機のキャンセルで、明日は移動しマニラの空港で12時間以上待たされることに。こうした時しかできない考え事もたくさんあります。長旅を楽しもうと思います。

社長 松原 史尚

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