5月30日(火)
昨年は見送りました新卒採用を今期は再開しています。これは景気要因とかコロナ禍といったこととは全く関係なく、幸いに昨年、一昨年と優秀な社員さんの確保が出来ましたので一年、間を空けたというものです。特に、当社のような中小企業は配属されたタイミングと場所により成長速度に差が出てしまうことがあるからです。もちろん、時系列的に同じように成長できるように各職場長が懸命に成長支援をしてくれるのですが、1年程度の差ですと、まれに入社の遅い方が元気よく仕事をしているように見えてしまうことがあります。もちろん、私(社長)目線では、どちらも確実に成長してくれているのですが、先に入った社員さん本人が「抜かれた」と感じてしまうことがあるようで、こうしたケースは即刻離職につながってしまう場合があるのです。優秀な社員さんが確保できた時は少し間を空けるというのがマツバラの考えです。そして、昨年は多くの中途入社の皆さんにも入社いただけることが出来ました。今期は、金型、電気技師と少し技術系にも枠を拡げて即戦力社員さんを迎えることが出来ています。そして、9月には6名の技能実習生の皆さんが入社してくれますし、永遠に帰国予定でいた2名の特定技能実習生のみなさんも一時帰国し、また来年熱くなる前に戻ってくれるようです。嬉しい限りです。
さておき、本日は未来に向けての大学生さんの企業訪問がありました。今年の卒業生たちは、大学入学試験の時にコロナ騒ぎが始まり、いきなりオンライン授業となってしまい、ほとんど大学生活を味わっていない人たちです。それでも残り1年、出来る限りのことを精一杯頑張ると言ってくれた顔は思い切り輝いていました。残こり、10月程度ですが、思い切り楽しみ、そして学んで欲しいと思います。非常に会話が弾み、色々聞かせてくれました、ついつい話してしまう私ですが会話が楽しく引き込まれるように話してくれるので、思わず聞き入ってしまいました。こうして和気あいあいと話せる環境が好きとのことで、ご縁があるのであれば楽しい話をたくさん私にも聞かせて欲しいものです。私からは「マツバラ元気プロジェクト」の話をさせてもらいました。新入社員さんと製造現場の部門長、私も入って「如何にマツバラを元気にするか」そのテーマのもと、上も下も関係なく一緒にテーブルを囲み勉強会をしているもの。昨今では「あいさつ運動」が起案され、ここ数年の新卒社員さんたちが中心になって活動を展開してくれていること。また、その勉強会の前には「What’s new?」と題して、最近会った良いことを皆が話し、更に聞き手が質問を繰り返して内容を深める活動もしていることも話しました。この取り組みが親入社員さんとトップ層との距離感を無くし本当に大きな成果が様々な場所で出ています。彼のWhat’s new ?は非常に楽しみです。是非聞かせてほしいです彼からも多くが聴けましたが、特に「卒論」に対する取り組み、「視覚が与える影響」は印象に残りました。例えば、商品に貼ってある値段表示の色の違いが消費動向に与える影響などを調査してみるといったこと。様々な案件を自身で考えて進めようとしているようです。また、情報の収集方法にも自分なりの工夫をしていることも聞かせてくれました。この研究は、非常に面白く良い論文が書けそうだと思います。あと10ヶ月、されど10ヶ月です。取り組み方によっては大きな達成感が得られるはずです。そして、この研究は大学だけで終わるのでなく、もし縁が合って当社に入社することになったら、「マツバラ元気プロジェクト」の新たなテーマとして取り組んで欲しいテーマだとも感じました。職場の中で視覚に入る光景を変えていくことで、仕事がやり易くなったり、清涼感が出せたり、気分が落ち着き良いアイデアが出たり、多くのよい影響を与えてくれることは疑いようがありません。しっかり学んでマツバラで活かしてくれたらと勝手に思いを未来に向けていました。
今日は銀行の経営者懇談会の役員会もありますので、ブログはこの辺りとしておきます。今日は、素敵な訪問者がありました、気分を素敵にしてくれてありがとうございました。
社長 松原 史尚