「鋳造協会国際部会に参加してきました」

「鋳造協会国際部会に参加してきました」

6月1日(木)

 これまでオンラインでの開催が主流でしたが、今回はほとんどの委員の皆さんが対面会議に参加されました。

 東京に到着して、参議院議員会館に岐阜県選出の国会議員の先生をお尋ねした後の会議となりました。陳情内容はまだまだ話せるレベルではありませんが、明日からの山形大学出張の中でも方向性をしっかり定めて、安心してお客様に買っていただける、また社員さんに安心して働いていただけるレベルの物に完成させていきたいと考えます。本日の訪問は日本経済の現状について情報入手をしてきました。

 先ずは、会議に参加するまでに多くの人とすれ違いました。マスクの着用率を歩く人たちを眺めながら、「している人」「していない人」、全ての人は数えられないので足し算引き算で「差」だけを数えていきました。結果としては、ほぼ半々であったと感じました。それでも、何かの違和感があり分析してみますと、していない人の多くに外国人が含まれているということを感じました。マスクをしている人は良く観察しなかったので正確ではないかもしれませんが、訪日外国人の多くがマスクをされていません。目で見てすぐに外国人と判断できる人、また駅などではそっと会話を聞いてみて、「あ、中国の方、あ、韓国の方、ベトナム? タイ?」という感じも含めて観察してみました。その結果として綴っています。やはり日本人は、まだまだ多くがマスクを着用されています。完全にコロナ明けというのは、まだ先かもしれません。そして、昨日も話しましたが、最近感染が再拡大していますので、注意も必要ですね。少し訂正、その後山形新幹線に乗りましたが着用率は90%を超えています。15人程が乗車待ちしていましたが未着用は1人で、その一人はチケットを見せて列車確認をするアジア系外国人でしたので、この瞬間で見ると100%でした。とにかく、まだまだですね。

 さて、国際部会の参加報告です。国際というだけありまして様々な国際案件があります。主に精密鋳造、鉄、非鉄全ての分野の国際会議、またドイツ、アメリカ、日本の若手経営者(技術者)による交流大会、最近はアジア内での交流も盛んになっており、こうした案件に関して検討を重ね、協会員の皆さんに案内をしていくのが我々の職務です。こうした活動もコロナで停滞していましたが、いよいよ本格稼働です。2週間後にはドイツで世界の鋳物の祭典とも言われる展示会も開催されます。

 今回の会議の中で特に会話が弾んだのが、2024年度を目指した、東南アジア(ベトナム・タイ・インドネシア)の日系鋳造工場を回るツアーの派遣について。展示会で止まっている機械を見るよりも、動いている機械を見た方が良いでしょうし、質疑応答が日本語で出来るのも良いでしょう。また私もそうでしたが20代で出た国際派遣団の折に作った人脈が今でも生きています。

 昨今は円安でアメリカへヨーロッパへの派遣は大きな費用がかかりますが、その費用に見合った鋳造技術等、学べるものが多いかは疑問です。社長や経営トップ層が世界の情勢を見極める意味での出張価値はあるでしょうが、技術、人材確保、人脈つくりという意味では、アジアは手ごろであると感じますので、良い企画だと思います。この企画が理事会や総会などで承認された時には当社からも派遣をしようと思います。さて、次回は9月の開催です。それまでに素案が出来ることを期待しています。

 明日の山形大学出張に備えて米沢に向かいます。今日もお疲れ様でした。

社長 松原 史尚

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