「工場見学の依頼」

「工場見学の依頼」

6月13日(火)

 各務原の商工会議所さんを通じて11月8日に工場見学の依頼がありました。謹んでお受けすることにしました。先方からどのようなリクエストがあったのかはわかりませんが、いずれにしましても要望に応えるために当社を推薦いただけることが嬉しく思います。

 コロナという時代背景の中で、受注が大きく減少したこと、また少し景気の回復基調の中で半導体の供給不足で再び受注の大きな調整が継続したこと。こんな状況下で、新たな借り入れをしながらの設備投資などできないとの判断をされている企業が多いこと。収益性の確保が課題となり、賞与の増額支給や昇給という決断ができなかったという話もよく聞きました。受注減を幸いに、社員数の減少を「吉」と判断し、生産能力の縮小も受け入れた企業も多くあります。

 マツバラは全ての内容で逆を行きました、最も落ち込んだコロナ経済の入り口で設備投資を決断、賞与も昇給も出来るかできないかでなく「やる」と宣言して実施しました。人員の増加も、来ていただける方を「最良の縁」として、積極的に受け入れさせていただきました。

 この先、お客様が不安視される経済の挽回時にもしっかり対応できる、新規設備、人員を確保しています。

 4月には大きな昇給を実施しました。そのため4月の月次決算は大きな黒字にはできませんでしたが、社員一人ひとりがモチベーションを上げてくれておかげで、上げた給与をはるかに超える改善を進めてくれています。大変な時代だからこそ、社員さんの心に種を蒔き、水を撒くことが大切だと思います。夏の賞与は、本来は大幅増という判断はできないところです。何故なら、昨年は1月以降半導体の影響が全業種に及び、賞与の支給対象期間に十分な収益を上げられていないからです。しかし、昨対レベルで冬同様大きな増加支給をする予定です。冬同様、昨対約20%レベルで上昇させることとしています。伝統的に、夏は冬より若干少なくしていますので、今年もその傾向になると思いますが、しっかり出していこうと思います。大変な時代だからこそ、しっかり社員さんを応援する姿勢で行きます。

 若干工場見学の依頼から内容が外れていきましたが、こうした元気な社員さんを見に来てくれるのだと思います。また、中小企業レベルでは、国が目指すべき方向を確実に実行し、その上でも赤字にすることなく、むしろ成長軌道に乗っている点が評価されているのだと思います。私のコロナ感染で流れてしまいましたが、中部経済産業局様も見学に来てくれることになっています。

 どんどん、見て頂けるような良い会社を皆で造って行きたいものです。今度は、インカムの新品も用意しました。準備万端でお迎えしましょう。

社長 松原 史尚

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