6月30日(金)
令和5年も今日で半分が終わりました。本当に早いものです。
この時期いつも思うのですが、原材料費(燃料費)が必ず上がります。当社は、今尚コークスを燃やして鉄を溶かしています。(諸説ありますが、電気がエコには若干の疑問を感じています。そして、当社は昨年2020年度比で約10%のCO2の削減にも成功しています、これも現状の計算値によるものですが、その他リサイクル材料の活用、またモノの移動など様々な活動を展開しCO2削減に努めています。日本の計算式では、こうした数字が現状適用されていませんが、先日のドイツ訪問によりEUではこうした数字も認められており、遠からず日本も世界のスタンダードに合ってくるので、恐らく現状20%を超える削減が出来ています。この先も更なる削減に努めていきます。)
さておき、この時期に燃料が上がるのは大変な雨の中をコークスが移動されてくるためしっかり雨を吸収したコークスを重量ベースで買うためです。エネルギーの高騰はコークスにも及んでいます。私が入社したころの最安値から比較すると、既に4倍以上になっています。一方で、売価は小ロット多品種への挑戦など、付加価値向上策による自助努力を含めても2倍にも至っていません。本来であれば、苦情も言いたいところですが、今は供給を確実にしていただけるだけで有難い話ですから、そうもいきません。また、湿度も高くなり、送る風にも当然湿度が多くなりますので、こうした湿度(水分)を除去することにも燃料が使用されますので、約1割程度余分にコークスが必要となります。「納得いかない」、そんなところですが、「仕方がない」という話です。
その中でも、本当に工夫を重ねてトータルコストを下げてきてくれています。本当にわが社の社員は頼もしいです。暑さも湿度も身体に堪える時期です。その中で本当によく頑張ってくれています。ありがとうございます。心から感謝しています。
さあ、今週も終わります。大雨も心配ですが、備えを万全に良い週末をお過ごしください。
社長 松原 史尚