7月4日（火）
昨日の月曜日、安全大会の場所で改善提案の年間表彰も行われました。どこかのブログでも紹介しましたが、当社の改善活動は大変歴史がある素晴らしいものだと思います。一人ひとりの最初は半ば強制的に始まった活動ではありますが、強制的にでも、「日々、今より少しでも良くなるためにどうするか」と考えていると、必ずひらめきは出るものです。その多くは、少し仕事が楽になる、少し安く買えるようになる。といった僅かな効果金額の物ですが、これが積もると結構な金額になります。
提案数は毎月約120件、年間1500件程度になります。この中で毎年、だいたい2～3件、大変な効果金額を出すものが含まれています。こうしたものが年間の最優秀賞、優秀賞になってきます。
昨年度の提案の中にもやはり、2件大きなコスト効果のある提案が含まれ、1件が特別賞、もう1件が優秀賞に選ばれました。そして、優秀賞に選ばれた大きなコスト低減を実現するためのシステム上の支援をする提案が同じく優秀賞に選出されています。そしてこれらの提案が、今期行った大型の昇給、対前年度20％レベルの賞与増額を実施する原資になりました。
今期の最優秀賞はお客様への値上げのお願いが効果的に進められる仕組みづくりに関する提案です。お客様も、昨今のインフレは十分理解を頂いております。また、人件費を上げることなく人材の確保が出来ないこともご理解いただけています。「鋳物は大切な部品素材である」ということも理解いただけています。従って、しっかりエビデンスを示してお願いに行けば必ずご理解をしていただけます。今回の最優秀賞は、こうした値上げのためのエビデンスを明確に示すことが出来、お客様にご理解を頂ける仕組みを構築したものです。営業部の女性係長を中心に女性スタッフが協力し、そこにシステム（電算）部門の支援があり完成しました。多くの女性スタッフの活躍により出来上がったシステムです。いつも思っていますが、当社の女性は本当に優秀で、大いに活躍してくれています。
また、今回の値上げに際しては
- 昨年、一昨年と実施した大型の設備費（償却費）は含まれていないこと
- 令和5年度の昇給分は含まれていないこと
これらは自助努力によって成し遂げていくことをお約束したことも大きな評価を頂けたことも大きな要因と思います。人材が確保できていること、そして未来への投資がしっかり出来ていることも会社にいただく評価として大きなポイントになっています。
いずれにしましてもお客様のマツバラの担当者様も、その上司の方々にご納得いただかなければなりません。その上でも、今回の仕組みづくりは非常に素晴らしいものになりました。その努力と頑張りに心からの敬意と感謝を伝えたいと思います。
「最優秀賞おめでとうございました。そして、会社を救ってくれて本当に有難うございました」
社長 松原 史尚
