7月17日(月)
本日は有給促進日です。今から5年ほど前の夏は中国の建設バブルの影響を受けて会社は超繁忙期にありました。設備が古い中で、多くの受注を抱える。必然的に機械は故障し、その挽回のためにもっと働かなければならなくなる。こうした負の連鎖が続いていました。従って受注は多いのに会社は「赤字になる」という最悪の状態でした。しかも酷暑は今と同じ中で。
こうした中で2つのことを決意し社員さんに宣言をました。
① 7月1日から8月31日までの間に必ず2日間の有給促進日を設定し、その日は生産調整日とする。受注はこの2日間の調整日が確保できるように生産能力の90%を上限とし、休日操業での生産は実施しない。
② 設備投資を実施し、壊れない職場を目指す
その決意の通り、設備投資を実施しました。幸いなことに国や県の補助金も活用し約12億円の大型投資を実施しました。最新の設備は本当にすごいものです。もしも、今の工場設備で過去の繁忙期を迎えていたとするならば、毎月2回の生産調整日を確保しながらその受注にお応えすることが出来たと思います。今はそれほど生産性が高くなっています。今現在の受注量に対応するのにも5年前であれば月1回程度の生産調整日しか確保できなかったと思います。今ではその生産性から毎週1回調整日が取れるようになっています。
正直な話をしますと、今の生産量で満足していません。しかし、現状の酷暑の中での生産を考えると現状では「ほどよい」のかもと思っています。一方で、この先、先週のブログでも紹介した通り受注はどんどん増えていきます。現状の概算予想では、来年の同時期には5年前の繁忙期に匹敵する受注を持っていることになっています。その折にも、その受注に確実に対応が出来、社員さんたちが「安心・安全」に働ける改善を進めていきます。既に生産部門では、こうした改善に向けた動きを進めてくれています。また、後処理工程などに若干残っている重筋作業には最新設備の投資を進め、作業自体の負担も軽減していきます。
といったことを考えていますが、今日は前述で説明した「有給促進日」皆さんゆっくり身体を休めて欲しいです。しかし、それでもメンテナンス等のために出勤してくれている人が2割程度いらっしゃいます。本当に有難うございます。皆さんも必ずどこかで有給休暇を取得して、身体を休めてください。
さあ、今週もはじまりました。今週もよろしくお願いいたします。
社長 松原史尚