「地域清掃」

「地域清掃」

8月1日(火)

 2003年7月30日、日本青年会議所の委員長を拝命できるということで、「東京のJC会館に来るように」そうお電話を頂戴した翌日にゴミ拾いを始めました。「必ず週一回どこかのゴミ拾いをする。」そう決意した日です。私は、本来日本JCの委員長が拝命できるほどの経験もありませんでした。そして、なによりもその信条の一つである「奉仕」の量が全く足りていなかったにもかかわらず、拝命できることになったのです。

 「奉仕の量の穴埋め」、そのように感じて始めたことでしたが、やり続けていくうちにだんだんと感覚が変わってきます。これは奉仕ではなく、「修練」だと感じるようになりました。しかし、この感覚も徐々に消えていきます。「何かを求めて(何かのために)していることではない。」何のためにしているのか、そのようなことを考えることすらなくなってきています。

 そして今日21年目のスタートになる、「ゴミ拾い」に出かけてきました。20年、振り帰ってみるに、毎年何かしらの経済的な向かい風が吹いていたような気がしますが、都度、何かしらの神風(ご縁)、神(人)に助けられて、乗り越えてこられた気がします。気が付けば、身につけたのは「運」かもしれません。 「運を拾いに行く」といった感覚はありません、何かの見返りを求めることもありません、それでも善いと思うことはする。その感覚で、これからも行動していきたいと感じています。

 しかし、今日は暑かった。ところで、今日は多くの人が声を出して「おはようございます」そう笑顔で挨拶してくれました。本当に嬉しく思いました。「感動」しましたよ。

社長 松原 史尚

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