８月９日（水）
昨日の日本経済新聞に先進7か国の景気が大きく低迷していることが報じられていました。中でもインフレの影響で物が売れない。その現状は、なんとリーマンショックレベルであると記されていました。
現状の受注状況は本当にこうした状況を反映しています。以前のマツバラであれば恐らく大変な勢いで受注が落ち込んでいたのでしょうが、様々な改善に取り組みお客様の「困った」を解決し、期待に応えてきたことで新たな受注を拡大してきており、廃業される同業者さんからの受注も引き受けることも積極的に展開してきました。そのため新規受注は増えていくのですが、既存の受注量が低下していきます。特に中国向けが酷く、散々な状況です。しかし、その中で出来る改善を皆が本当にたくさん取り組んでくれています。更に今年冬にかけて大口の受注も立ち上がってきますが、それまでは低迷する受注の中でしっかりと収益の確保が重要となります。
お見積りをする段階で様々な条件提示を受けて契約をしています。この条件提示からすると、本来再見積もりをし、お値段を上げていただかなければならないのですが（国もこうした動きを推奨しています）、お客様にも事情があります。こうした、景気の低迷期には需要と供給のバランスで安い材料も探せば出てきます。こうしたスポット材料を採用する取り組みや、操業日が少なくなるから出来る改善、新しい技術に投資して生産性を高める手立てもあります、様々な改善が各分野から報告されました。また、新たな取り組みのためのプレゼンも行われました。動画やアプリを使用した人材育成のためのシステム導入です。久しぶりに多くの意見交換ができましたが、大きなコスト低減が可能となりそうです。投資をして進めていくことも決めました。
本当に頼もしい限りです、私自身も含めて45歳ころから60歳手前までが一番大きな仕事が出来るのではないかと思います。役員・部長クラスの急成長を感じます。そして、30代には仕事への意識が高まり、たくさんの改善が出来るようになる時期がやってきます。こうした世代の台頭も進んでいます。時代は今、本当に大変です。仕事もない、人も取れない。そんな時代の中で、経営者が止める決断をし、倒産廃業が急激に進んでいると帝国データバンクの情報による現状が今朝のニュースで報じられていました。
「ピンチはチャンス」です。今こそ飛躍の時です。今日も素晴らしい役員会経営会議でした。皆さん継続して頼みますね。
社長 松原 史尚