9月6日(水)
昨日の話になりますが、グループアドバイザーをお願いしています武田邦彦先生が来社いただけました。先ずは、ジアマックスを製造する(株)バスターに訪問、英人社長と懇談され、その足で関工場へと足を運んでくださいました。
先ずは副社長と一緒に「これからの時代の変化」という内容でじっくりお話を聴くことが出来ました。
「以下先生のお話」
文明の進化が先ずは女性の仕事を奪ってきた、例えば洗濯やご飯を炊くことに女性たちは多くの時間を費やしてきたが、洗濯機や炊飯器が段取りさえしておけば全てやってくれるようになってきた。そして次は男性の仕事をスーパーコンピュータやAIが奪うようになっていく。先ずは、弁護士や判事、検察官、人情的な話が僅かに出てくるので少しは残ることになっても、その大半は必要がなくなってくる。また医療も大きく変わる。医者も絶対数が必要でなくなってくる、看護士は残るがマニュアルに従って看護士が検査の段取りをすれば、他は全て自動で行われていくようになる。産業もロボットたちが大きく活躍するようになってくる。では、仕事(産業)がなくなるのかといえばそうではなく、時代は必ず変化するわけでその時代時代に必要とされるサービス、「人類の困った」を解決することが生業となってくる。その時代の変化を如何に捉えることができるかが課題となる。では、鋳造業はどうかと言えば、鋳造業は絶対になくならない。5000年以上も続いている産業なのであるから、この先も消えることはないと思われる。ただし、必要とされる内容が変わってくる。先ずは、物が充足されて、要らない時代がやってくるのであるから、生産ロットが小さくなってくる。しかし用途は膨らむので種類は増えてくる。従って、小ロット多品種産業に必然的にシフトされていく。また必然的に軽量化にも移っていく。つまり小ロット多品種・薄物・小物、こうした生産にシフトされ、こうした分野を得意とする企業が残っていくことになると考えられる。そうした点では、既にマツバラはそのオリジナル路線をこうした分野に絞り、得意分野として進化していっている。これは非常に良いことである。この分野は付加価値も高くこの先もこの路線をしっかり進めていくと良いと思う。
いやあ、大変勉強になりました。そして勇気づけられました。その後、営業の係長さんたちが工場の案内をしてくれました。その後、大平工場にも訪問しましたが、その内容や工場見学を終えての先生の感想などはまた明日のブログに綴ります。
武田先生、本当にお忙しい中ありがとうございました。また明日のブログで話題にさせていただきます。
社長 松原 史尚