9月22日(金)
昨日までの工場見学でもやはり衣服にしっかり独特の鋳物工場臭が付着してきます。その臭気が当社では感じられないのです。事務所などでは全く感じることがありません。一日溶解・注湯工程(溶けた鉄を扱う場所)にいますと若干臭いますが、その近くの造型、まして僅か50メートルほど離れた検査工程などでは臭気が付着するなどといったことはありません。そこには大きな独自技術があるのです。
この技術、深刻な人手不足、中でも鋳造工場の人手不足が大変な中で、絶対に役立つことが出来るはずです。この分野の新たな研究を母校山形大学と新たに東北工業大学と一緒に進めさせていただけることになり、その方向性を学生さんたちにお話しする機会がいただけました。先日もヨーロッパに行ってきましたが、鋳造業の人手不足は世界的な課題だと思うのです。そして、鋳物工場の「臭い」が人手不足の一因になっていることは間違いないと思います。鋳物は5000年を超えて続く産業で絶対に必要な産業です。この分野の研究、「臭い」に対する研究を進めることが出来たら恐らく社会に大きな貢献が出来ます。そんな未来に向けた研究が一緒に出来ること本当に幸せです。
10月の東北出張本当に楽しみです。その準備を着々と進めています。ご指導いただいております、先生方本当に有難うございます
さて、早いもので週末です。みなさん良い週末をお過ごしください。
社長 松原 史尚