10月6日(金)
本日はお取引先様の協力会の総会に参加してきました。こうした会合もコロナ禍の中、ほぼ無かったのですが5類への引き下げとなり「3年ぶり」「4年ぶり」といった言葉で再開されるようになりました。加えて、これまでこうした会合は全て会長に参加をお願いしてきていましたので、私にとっては本当に初めてのこととなっています。
総会では、会長の他界の報告と「偲ぶ会」へのご臨席のお礼をさせていただきました。皆さま異口同音に話されるのは如何に会長が素晴らしい人であったか。笑顔・カメラ・よく話を聴いてもらった等たくさんの思い出話をいただけました。改めて会長の素敵さを感じたところです。
総会は大きな課題もなく終了、総会後のお客様の社長様のあいさつの中で、「業績はおかげさまで好調、しかし人材の確保に苦労されている」と話されました。このお客様は、ベアリング関連のお仕事が主力にあり、当社はその部品を生産させていただいています。以前は本当にたくさんあったベアリング会社も今は3つに集約されており需要と供給のバランスがほぼ均衡が取れており、この先も当面業績が厳しくなることは考えられないと思います。仮にリーマンショックのようなことがあったとしても、それは一時のことでベアリングは社会に絶対に必要なものですから、会社の将来に不安視はないと思います。これほどの安定企業が人材の確保に苦労するということに大きな驚きを感じました。
こうした時代背景の中で、この先のモノづくりの進め方を、今、鋳造部長が懸命に考案してくれています。来週の月曜日の役員会で上程されるようで、本当に楽しみです。恐らく、このマツバラスタイルが多くの製造業のモデルになるものになると考えています。製造業がこのような人手不足な状況であり、その中でも鋳造業は最も深刻な業種になるのだと思います。こうした業種の中でサプライチェーンを支えていくことを当たり前とせず、しっかりと付加価値を確保しながら、その分配が何よりも製造現場を支えてくれている人たちにされていく時代は遠からずやってくるのでしょう。今期も賃上げをしっかりさせていただきましたが、来年もしっかりと進めていかなければなりません。そうした課題を進めていく上での勇気を頂ける意見交換もたくさん出来ました。
ご一緒いただけました皆さん本当に素敵な時間をありがとうございました。また、社長様はじめお客様の重役様、部長様にも大変お世話になりました。ありがとうございました。さあ、週末です。素敵な週末をお過ごしください。来週もまた頑張っていきましょう。今週もありがとうございました。
社長 松原 史尚