「日本鋳造協会講演会」

「日本鋳造協会講演会」

10月13日(金)

 本日は日本鋳造協会の講演会に参加してきました。どうでもよい話なのですが、私の登録番号が「111」でした。私は世の中には偶然は絶対にないと思っています。誕生日も1月11日、1丁目11番地で育ちました。会社の住所は1丁目1番地。非常に「1」に縁があります。こうした番号を受けたということは、神仏より今日の講演会には大きな「縁」があるから心して聴くようにと言われていると感じて聴講してきました。

 先ずはトップバッターで私自身も講演したのですが、先ずは猛省するべきで講演時間を2分超えてしまいました。ヨーロッパで学んできたことを話させていただきました。内容については、既に何度もブログの中で紹介しましたので割愛します。新たな技術、新たな取り組みについての報告がたくさんありました。興味あるものが多かったですが、多くの案件は既にマツバラの川島役員、重野部長、丹賀澤部長との打ち合わせ段階にあるとのことで講演者の皆さんがわざわざご挨拶に来ていただけました。「流石」ですね。嬉しく思います。

 協会経営部会の企画「人材確保は現在(いま)最大の経営課題~選ばれる会社ですか」からは多くの学びがありました。昭和電機鋳鋼(株)様ではジョブカフェを活用して採用を進めておられます。ジョブカフェは都道府県が主体的に設置する、若者の就職支援をワンストップで行う施設です。厚生労働省でも、都道府県の要望に応じてジョブカフェにハローワークを併設し、職業紹介等を行うなど、都道府県と連携しながら支援に取り組んでいます。ジョブカフェは通称で、本当の名前は「若年者のためのワンストップサービスセンター」といいます。その名のとおり、若者が自分に合った仕事を見つけるためのいろいろなサービスを1か所で、もちろん全て無料で受けられる場所です。現在、46の都道府県が設置しています。(厚生労働省HPより)

 岐阜県では総合人材チャレンジセンターという名称で展開されています。丹羽鋳造(株)さんではハローワーク一本で求人をされているということでした。2社に共通することは、「担当者」をしっかりおいて最低月に一度は訪問をして自社の良さ(働きやすさや福利厚生の充実、やりがい、待遇等)を説明していること、また訪問するには新たな活動報告も必要なので「社員満足度の向上」に向けた様々な活動が積極的に展開されており、その内容もたくさん聞けました。進められている内容は、当社も全く負けているとは思いませんので、こうした活動展開方法もあると感じました。ほとんどの求職者は「鋳物工場で働きたい」等と話してやって来るわけではなく。「工場で働いてみたい。製造業で働いてみたい。」こうして窓口を訪ねてくるようで、そうした時にハローワークの担当者さんが「丹羽鋳造さんどうですか。良い会社だと思いますよ」と言ってくれるケースがあるようです。当社には経産省(中部経済産業局)が成功事例としてモニタリングに来られるほど働き方改革は進んでいます。従って「セリングポイント」はたくさんあるわけです。是非、こうした2社の事例についても参考にしていきたいと思いました。

 また、もう1社、当社の大切なお客様でもあるヨシワ工業(株)の吉野社長様の話では、地元の工業高校、特に先生方との取り組みから学ぶことが多くありました。先ずは「鋳物について知ってもらう」という取り組み。現在では島根・山口・福岡・熊本の4県の工業高校の先生方に対する鋳物づくりの学びを共有されているとか。こうした取り組みは岐阜県でも大きな成果になると思われます。また大学の共同研究からの就職もあるとのこと、素晴らしい取り組みをされています。その上で、来てくれた(入社してくれた)社員さんがやりがいを感じることは当然として、先ずは「食住」の生理的な欲求を満たし、送り出していただけたご両親に安心いただける取り組みについての紹介も本当に素晴らしかったと感じました。吉野社長は遠くない存在ですので、出来ればより一層詳しく学ばせていただき、当社でも展開できればと考えています。

 技術面でも大きな学びがありました。これは学びというよりも未来に向けた大きなパラダイムシフトとも

 いうべき講演であったと感じています。ここはこうしてブログで綴るものではないと感じています。この鋳造業界全体の中でマツバラが輝ける方向性にも感じています。戻り、社内・社外の関係者の皆さんともしっかり打ち合わせて進めていきたいと考えています。

社長 松原 史尚

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