お客様のあらゆるお困り事にお応えし続けるため、技術力のさらなる向上と研究開発に力を入れています。社員の技術向上を全面的に支援しており、社内で工学博士が複数名誕生しています。学会での論文発表にも積極的に取り組む他、アラバマ大学、東京大学、東北大学、岐阜大学、山形大学、早稲田大学、近畿大学など国内外の大学との共同研究も行ってきました。社員の技術力の高さは業界内でも評価をいただいており、鋳造技術の研究会の会長等も当社のメンバーが幾度となく務めています。受賞歴も非常に多く、日本鋳造協会や日本鋳造工学会をはじめ様々な団体の技術賞を多数受賞しています。
デジタル技術の導入にも意欲的に取り組み、経済産業省による戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)としてキュポラ操炉のDX化を実施。職人の経験と勘をIoT/AIに置き換え、溶湯の品質の向上と鋳鉄製品の被削性を向上させるための「キュポラ溶解エキスパートシステム」を開発しました。その他、低臭気SGレジンコーテッドサンド、極薄・低臭気・低不良シェルスタック工法「C’s鋳物」、高精度データロガーを使用した熱分析装置などの独自技術を次々と開発。また、旧来より生型砂にこだわり、不良の低減や鋳肌改善を通じてお客様により良い鋳物を届けることができるよう、日々生型砂の分析を行っています。グループ会社であるマツバラ興業でも、品質向上とコストダウンを実現する生型砂用澱粉「グリーンボンド」や除菌・消臭効果のある次亜塩素酸水溶液「JIAMAX」など様々な独自技術を開発しています。